友達がいないのは恥ずかしいのか
武長脩行
一人でいる事を肯定した内容がずっと書かれていたけども
10代、20代といった若者向けですね。
友達いないは恥ずかしいという主題についてはあまり触れておらず
副題の自己を取り戻す孤独力が主に書かれている。
孤独力
という言葉が何度も何度も出てくる。
- 一人でいる事で自分を見つめなおす
- 孤独の時間にコミュニケーション能力が磨かれる
- 孤独力は自己を肯定できる力
と色々あるけど
孤独、孤立、孤絶
の違いについても書かれている。
部屋で一人インスタントラーメンを食べるしかなかったり
家族連れがいなくなった時間を見計らって牛丼屋に一人で入るしか
なかったりする30代、40代は孤独ではなく孤立なのだ。
この本は周りに人がいる中で一人でいる事を主張しているけども
そもそも周りに人がいない自身にとっては響きませんでした。
様々な人間関係や社会に疲れて孤絶したい若者もいるでしょう。
でもきっといつか人との関わりの大切さに気づく時が来ます。
そもそも遅かれ早かれ人生は孤立に向かって進んでいく。
わざわざ自分から孤立しなくていいじゃない。
10代20代の若者は、是非周りの人を
家族を恋人を友人を大切にし、多くの時間を共に過ごしてほしい。
孤独力などと惑わされて自分から離れる必要はないと思う。
いつか必ず別れは来るのだから。